お客様名 | 田島ルーフィング株式会社様 |
今回の取材に ご協力頂いた皆さま |
営業企画部 マーケティング室 室長 落合 洋平 様 営業企画部 情報システム室DXサポートグループ 後藤 啓太 様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search |
導入時期 | 2024年6月 |
働き方改革の一環として残業時間の短縮と業務効率化に取り組んでいました。よく使用する資料としては、建築や防水に関する技術資料、セミナー資料、企画書、調査写真など多岐にわたります。これらの資料を再利用することで業務効率化を期待しましたが、課題は「資料探しの手間」でした。
実際に、社内の防水営業部の約10名を選抜し、業務の課題をヒアリングしたところ、資料が複数の場所に分散し、探すのが大変といった課題が浮上しました。
社内の資料はオンプレミスのファイルサーバ、クラウドのGoogleドライブ、個人のローカルPCなどに分散し、保管ルールも明確ではなかったため、検索に手間がかかっていました。特にファイルサーバは部門や営業所ごとにフォルダが分かれていましたが、運用ルールも各部門に委ねられていました。また、ファイルサーバの検索速度も遅く、ファイル名でしか検索できませんでした。
このような背景により、資料の検索に多くの労力と時間がかかっていたため、素早く資料を検索できる仕組みが必要とされていました。
当初、クラウドのデータ保存サービスを検討しましたが、2,600万件、50TBのデータを含むファイルサーバやGoogleドライブ、ローカルPCのデータ移行は、期間とコストの面で現実的ではありませんでした。
そんな中、オンプレミスとクラウド両方を対象に、データ移行不要で横断的に資料検索ができる、企業内検索システム「Neuron Enterprise Search(以下、Neuron ES)」を展示会で知りました。
低コストで大量のデータを高速検索できる製品を条件に、エンタープライズサーチを比較・検討しましたが、最終的に「Neuron ES」を含む2製品を選び、数名の従業員をメンバーに加え、各製品で1カ月のPoCを実施することにしました。
最終的に「Neuron ES」を選定した理由は、使いやすいインターフェースです。PoCメンバーからは「マニュアルを読まないと使えないのは困る」との意見がありましたが、「Neuron ES」は既存のWeb検索システムに似た使い勝手で、操作が直感的で迷うことがありませんでした。
導入後は、個人のローカルPCにある資料をファイルサーバに同期する仕組みも混ぜながら、2024年9月から本稼働しています。
PoCのメンバーを中心に、年2回の営業研修で「Neuron ES」の活用方法をプレゼンテーションするなど、防水営業部全体に周知活動を行っています。
また先日、防水営業部で「Neuron ES」の利用状況についてアンケートを実施しました。その結果、利用者のうち90%以上が効果を実感しており、特に「見解書、積算資料、組合事業資料などの検索に大変助かっている」との意見が挙がりました。
また同アンケートでは、「Googleドライブよりもヒット率が高く、エクスプローラ検索よりも早くて使いやすい」「探す場所が分からない場面で大いに役立っている」など、ファイルサーバとGoogleドライブの横断検索を評価する声もありました。
今後は他部門への横展開も考えています。機密情報が多い開発部門ではフォルダの権限設定を進めていますが、これが完了すれば、「Neuron ES」の活用範囲が広がると期待しています。
導入により働き方に変化が見え始め、これが真の働き方改革につながることを願っています。今後もブレインズテクノロジーには、当社の取り組みに協力していただけると幸いです。引き続き、よろしくお願いします。