お客様名 | 三菱電機株式会社 名古屋製作所・産業メカトロニクス製作所 |
ご担当部署 | 生産システム推進部 次長 兼 情報システム課長 加藤 喜洋 様 生産システム推進部 情報システム課 専任 千葉 祐一 様 生産システム推進部 情報システム課 専任 寺田 隆児 様 |
導入製品 | Neuron Enterprise Search、Neuron Smart Repository |
導入時期 | 2017年12月 |
情報の電子化が進むとともに、社内のデータ量が日々増大し、必要な情報が素早く・タイムリーに探し出せないという弊害が発生していました。そのため、従来から社内に存在するオンプレミスのファイルサーバに保管されている資料やデータの古いものや重複したものを整理したいと考え、Neuron NSRの導入によるファイルサーバ内の可視化が最初のきっかけでした。
しかし古く使用されていないデータ・重複したデータを削除・整理して良いかの判断に時間を要するため、平行して必要な情報を素早く・タイムリーに探し出せる方法を検討しました。
社内で主に利用する部署は、営業部や経理部、品質保証部門などのスタッフ部門、設計・製造部門など多岐に渡っています。
普段の業務の中で情報収集や検索に費やす一人当たりの時間とファイルサーバの利用者数を勘案すると、大きな数字になりました。これら時間的なコストをNeuron ESの導入によって削減が見込まれること、またこうした便利な検索ツールを情報システム課として従業員の皆さまに提供しない選択肢はないだろうという想いもあり、導入を推進しました。
他社製品も含めて比較・検討を行いましたが、検索スピードの速さとシンプルな操作性でありながらも、必要十分な機能が備わっていることから「Neuron ES」を選定しました。
ファイルサーバと社内ポータルサイトを検索対象にし、データ量は約70TB以上。利用対象者約6,000人のうち1,300人(約22%)が毎月Neuron ESを利用しています。
弊所では利用の効果を見るために、必要とする情報へ辿り着けたかどうかを検証しています。具体的には、単純な検索回数だけでなく、検索結果画面に表示された情報のクリック回数も指標として重視。クリック回数は約20,000回/月ほどとかなり高い数字だと感じています。
社内でNeuron ESをより多くの従業員に利用してもらうため以下のような周知・教育も行いました。
・社内ポータルサイトの「働き方改革 ITツール紹介」ページ に「Neuron ES」へのリンクを目立つよう設置(*1)
・検索の方法(絞り込み検索など)をすぐに参照できるよう社内ポータルサイト内に掲載
・リモートワークに役立つツールとしてイメージしやすいようマンガを作成し、従業員へ案内(*2)
・定期的な社内メールの文末に、必ず「Neuron ES」の案内を挿入
また「ニューロン」と短い名前で覚えてもらいやすいのも、利用率の向上に繋がっているかもしれません。
導入前と比較すると、必要とする情報を得るための手順が格段に減ったように感じています。Neuron ESを導入するまでは、大量の電子データの中から、欲しい資料が存在するかをまず調べ、存在する場合は誰が持っているかを特定し、その上で所在を確認する必要がありました。しかし導入後は、これらの作業を一度の手順で調べられるようになり、情報収集の効率が上がりました。
社内で企画を検討する際に、参考となる申請書や規則等の所在を調べる機会がありますが、その書類の名称を記憶していないため、以前までは探すのに苦労していました。しかしNeuron ESを導入してからは、各資料内にある断片的なキーワードの記憶を辿り、それをもとに検索をかけることができるようになったため、非常に重宝しています。
リモートワークによってペーパーレスがより加速して推進され、Neuron ESのような業務効率化ツールの利用率がさらに高まっています。リモートワーク以前であれば隣の人に聞いていたことでも、ある程度自力で情報を探すという方向に傾きました。それも「Neuron ES」の存在が大きかったと感じています。
社内で利用する他社製品・ツールへの連携や新たなリポジトリへの拡張を行うことで、さらに便利なツールになるのではないかと期待しています。
利用者が必要とする機能を反映した製品を作り出してくれている企業だと感じます。また導入検討時からNeuronに関する疑問等を丁寧に教えていただけたり、弊社の状況を理解した上で導入支援くださり、大変良い会社だと感じています。